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2008/05/26
免許方針
総務省が2002年9月に発表した地上デジタル放送の免許方針では、
- 地上アナログテレビ放送との同一の番組が1日の放送時間中の3分の2以上であること。
- ハイビジョン放送の比率が1週間の放送時間中の50%以上であることなどが決められています。
免許方針で示された基本的な放送の例を図示します。ハイビジョンのテレビ番組、3種類程度の標準画質のテレビ番組を時間帯で切り替えて放送することや、テレビ番組とともにデータ放送による補完放送を組み合わせて放送することが可能です。
多様な形態での受信

地上デジタル放送では、放送番組を電波に乗せて伝送するために、QPSK、16QAM、64QAMという3種類のデジタル変調方式が採用されています。各変調方式は2章で詳しく話しますが、図に示すように情報レートが大きいほど反射波などによる伝送誤りに対して弱くなります。64QAMで変調された電波は、情報レートは最大である反面、伝送誤りに対しては最も弱いため、家庭の屋根などに取付けられているアンテナでの固定受信は難しくなります。
地上デジタル放送では、”セグメント”と呼ばれる周波数帯域幅の基本単位を用いて、1チャンネルは13個のセグメントで構成されており、各セグメントごとに変調方式を変えることができます。たとえば、12個のセグメントでハイビジョン番組を送り、同時に中央の1セグメントで携帯端末向けの画像サイズが小さい簡易動画を補完的に送ることが出来ます。
このように、固定受信、移動受信、歩行しながら携帯端末による携帯受信という多様での受信が可能になります。


多様なサービス
テレビ番組のマルチ構成
ハイビジョンで放送しているスポーツ中継が延長された場合には、次の放送予定のニュースを時間通り高画質で放送しながら、スポーツ中継を標準画質で継続して放送するなど、受信者の多様なニーズにきめ細かく応えていく「マルチ構成」で番組を構成することが考えられます。
また、ゴルフ中継の場合に、異なるホールの標準画質の放送を同時に放送して、受信者が映像を選択して視聴したり、年代別の教育番組を同時に放送して、選択して視聴することなども可能となります。

5.1サラウンド
ハイビジョン映像にふさわしい臨場感あふれるマルチチャンネルの音響です。前方の左・右・中央の3チャンネルと後方の左・右の2チャンネルの計5チャンネルに、低音を補強する2チャンネルを加え、5.1サラウンドと呼ばれます。スポーツ番組や音楽番組でその場にいるような臨場感を味わえます。

電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)
テレビ画面上に番組表を表示し、リモコン操作で見たい番組を簡単に選んだり、見たい番組の視聴予約やVTRなどの予約も可能です。
また、番組の延長などで放送時間が変更になった場合でも、自動的に変更になった放送番組に合わせて録画することが出来ます。
字幕サービス
アナログ放送では、専用の受信機が必要でした。しかし、デジタル放送の字幕番組はデジタル受信機で、リモコン操作により簡単にテレビ画面に字幕を表示することができます。
データ放送
BSデジタル放送では全国一律の情報を送っていますが、地域に密着したきめ細やかなデータ放送サービスの提供が可能になります。
例えば、地域独自のニュース、詳細な気象情報、交通情報、生活情報、イベント情報などがあります。

双方向サービス
電話などの通信回線を通じて、クイズ番組への参加や、番組へのリクエストがリモコン操作で可能になります。
ダウンロード(エンジニアリングサービス)
コンピューターと同様に高機能な信号処理を行うデジタル受信機のソフトウェアをバージョンアップしたりすることなどを可能とするものです。
出所:知っておきたい地上デジタル放送(NHK出版)




























