放送方式の概要
2008/05/26
放送方式の特徴
本の地上デジタル放送方式は、国際的にはISDB-T(inergrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial:地上波による総合デジタル放送)と呼ばれており、以下の特徴があります。
- テレビ1チャンネル分の帯域幅(6MHz)でハイビジョン放送や多チャンネル放送が可能
- 伝送方式として妨害に強いOFDMを採用することにより、ゴースト障害がない鮮明な映像を受信でき、さらに、単一周波数ネットワーク(SFN)を実現できるため周波数の有効活用が可能
- 家庭の据え置き型受信機向けのサービスだけでなく、携帯端末向けや自動車などの移動体向けサービスも可能
- 地上デジタル音声放送と放送方式の共通性を考慮
多様なサービスを可能にする仕組み
日本の地上テレビ放送のチャンネル帯域幅は6MHzです。地上デジタル放送では&MHzを14分割し、その中の13個(約5.6MHz幅)を使用して放送します。13個の周波数ブロックのひとつひとつ(約429KHz幅)をセグメントと呼びます。14分割された残りの1セグメント分の周波数は、隣のチャンネルとの混信を避けるための”すき間”として使われます。

地上デジタル放送は、1つのチャンネルの中で固定受信向けサービスと携帯受信向けサービスが可能となるよう、セグメントごとに搬送波の変調方式や誤り訂正の強さを変えられるようになっています。これを段層伝送と呼んでいます。断層伝送は、最大3断層まで可能です。
したがって、図に示すように、すべてのセグメントを情報レートが大きい方式で変調し、固定受信向けに、ハイビジョンを放送したり、12個のセグメントでハイビジョンを放送し、残りの1セグメントを電波の変動に強い方式で変調し形態受信向けサービスに使用するなど、さまざまなサービスを組み合わせることができます。 セグメントを使用したサービスを行う場合には、セグメントは中央に配置するように規定されています。中央の1セグメントだけを携帯端末などで受信することを部分受信と呼んでいます。
さらに、並行して始まる地上デジタル音声放送と放送方式を共通にしているので、携帯端末用に開発したLSI技術を地上デジタル音声放送でも使用できるなど、受信機の低廉化、共通化をはかることができます。
このように、多様なサービスを受信携帯に柔軟に対応する仕組みは、日本の放送方式だけがもっている特徴です。

出所:知っておきたい地上デジタル放送(NHK出版)





























