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受信機の構成

2008/05/26

信号処理の流れ

デジタル受信機は、アナログ受信とは異なり、受信した電波を復調しただけでは映像信号や音声信号を得ることはできません。
受信した電波を復調し、デジタル信号が得られると、まず誤り訂正を行います。誤り訂正後のデジタル信号は、トランスポートストリーム(TS)と呼ばれるパケット単位の信号になっています。TSには映像信号や音声信号のパケット以外に、さまざまな制御信号のパケットを選択し、デコードすることで初めて映像信号や音声信号を得ることができます。
このような信号処理の流れは、BSデジタル受信機と地上デジタル受信機とで大きな違いはなく、選局部や復調部がメディアに応じて異なっています。

地上デジタル受信機の基本構成

地上デジタル受信機の基本的な構成例を図に示します。受信機は次の(1)~(4)の流れで動作します。

  1. 選局部で希望の伝送チャンネルが選局され、OFDM復調部において”0”、”1”のデジタル信号が取り出されます。
  2. その後、誤り訂正が行われ、放送局から送り出した、TSパケットに戻されます。
  3. TSパケットには、映像・音声のパケット以外にデータ放送やEPG、選局に必要な情報などが含ませています。また、地上デジタル放送では1つの伝送チャンネルで複数の番組を同時に放送することが可能なので、複数の番組が同じTSとして送られてくることがあります。
    多重分離部では、TSパケットを目定別に分離し、映像・音声のパケットであればMPEGデコード部へ送り、データ放送のパケットであればCPUへ送ります。
  4. MPEGデコード部では、多重分離されたTSから映像信号と音声信号を復号します。
    画像重畳部では、MPEGデコードされた映像信号と、CPUで処理された字幕データの画像などを重ね合わせ、PDPやCRTの表示部に送ります。

CPUでは、データ放送の処理のほかに、リモコンからの信号を処理し、上記に示した動作を受信機内の各部へ支持したり、双方向サービスにおける通信の処理なども行います。
地上デジタル受信機には、このほかに、双方向サービスで使用するモデムなどの通信機能や、機種によってはデジタル録画するためのi.LINK(IEEE1394)端子も装備されます。


出所:知っておきたい地上デジタル放送(NHK出版)


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