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薄型テレビ

2008/05/27

PDP

原理

PDP(Plasma Display Panel)は、蛍光灯と同様に、放電で発生する紫外線により蛍光体を発光させる方式のディスプレイです。
赤、緑、青の三原色で発光する非常に小さな蛍光灯(表示セル)3個が1画素に対応します。ディスプレイパネル画には、これが画素数分だけ敷き詰められており、教示セルごとに明るさを制御して映像を表示します。

特徴

PDPは、家庭用の大画面壁掛けテレビ用として普及が急速に進んでいる薄型ディスプレイで、CRT(Cathode-Ray Tube:ブラウン管)と同様に自ら発光するタイプのディスプレイです。広い視野角で視聴位置の制限が少なく、構造が比較的簡単なため、大画面化が容易であるという特徴があります。
また、画素の位置が表示セルの位置に固定されているので、画面の隅でも映像が歪まないという利点もあります。
PDPは、大画面化が容易なため、40~60型程度の大画面テレビ用に有望であるといわれています。今後、発光効率の改善による、さらなる低消費電力化が着たいされています。
テレビ用のPDPは1998年に初めて製品化され、発光効率の改善による低消費電力化や量産技術の向上による低価格化が望み、最近、家庭用としてし32-50型のものが市販されています。
これらの家庭用PDPを地上デジタルチューナーと組み合わせることにより、地上デジタルによるハイビジョン放送の美しい映像を楽しむことができます。

画面サイズ

従来、テレビの大きさを表す目安として、CTRの外来の対角寸法を基準とした「型」表示が一般に使われています。一方、PDPなどの薄型テレビについては、実際の有効画面の対角寸法を基準とした大きさの目安を用いる「V型」表示を使います。
なお、V型のVは「Visual Size」の頭文字からとっています。

液晶ディスプレイ

原理

液晶は液体と固定の中間の性質をもつ物質で、電圧をかけることにより光学的な特性が変化します。液晶ディスプレイは、この性質を利用して光を透過するか、遮断あるいは錯乱させることにより表示を行うディスプレイです。

特徴

液晶ディスプレイは、早くから実用化された非発光型の薄型ディスプレイで、薄型・軽量で消費電力が低いという特徴があります。
液晶ディスプレイは、光源の使い方の違いにより、透過型液晶ディスプレイと反射型液晶ディスプレイに、また、各画素の明るさを変化させる方法(駆動方式)の違いにより、単純マトリックス方式とアクティブマトリックス方式に分類することが出来ます。
現在、万年青して使われるのは、光源としてバックライトを必要とする透過型液晶ディスプレイです。外光を利用し、バックライトが不要で、さらに低消費電力化の反射型ディスプレイも実用かされ、携帯端末を中心に採用が進んでいます。
駆動方式としては、水平方向の電極と垂直方向の電極を組み合わせて、交点にあたる画素の液晶を動作させる単純マトリックス方式がよく使われていました。
この方式は構造が単純で操作が容易である反面、反応速度が遅く、画面にむらが出やすいという欠点がありました。製造技術の進歩により画素ごとに制御用のTFT(薄膜トランジスター)を設けたアクティブマトリックス方式が可能になりました。この方式はコントラストの高い映像を得ることができ、反応速度も速いために動画表示に適するという特徴があります。
現在でも、さらに高速動作が可能となる強誘電性液晶や、TFTを小型化し高精細化したディスプレイ、基盤にプラスティックフィルムを用いた折り曲げ可能なディスプレイなどの研究・開発が進められています。

省スペース、省エネが可能なディスプレイとして、コンピューター用のディスプレイを中心に普及が始まりましたが、家庭用のテレビとしても一般的になりつつあります。
15型、20型程度の画面サイズのものに加え、ハイビジョン対応の30型や36型のもの市販されています。
このほか、開発が進む次世代の薄型・軽量ディスプレイとして「有機ELディスプレイ」があります。
EL(Electro Luminescence)素子は蛍光性化合物に電場を加えることで発光させるものです。発光層に有機物を用いる有機ELは、自己発光素子でバックライトを必要としません。視野角の刺激も少なく、応答速度も速いうえに消費電力も少ないなどのメリットがあります。現在、携帯機器向けの中型・小型ディスプレイ用として使われていくことが予想されますが、製造技術の向上により、将来は大型画面の家庭用テレビへの応用が期待されています。


出所:知っておきたい地上デジタル放送(NHK出版)


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