デジタル化の目的
2008/05/22
地上テレビ放送は、デジタル化によってハイビジョン放送が可能となり、データ放送も加わる事でより便利になっていきます。
このようにして放送サービスを高度化していくことが地上テレビ放送をデジタル化する大きな目的です。
また、国が進めているIT(information Technology:情報通信技術)戦略の柱として、”過程におけるIT化の進度”と”周波数の有効利用”という面でも、地上テレビ放送のデジタル化は大きな役割を果たしていくことになります。
家庭におけるITの進展
放送・通信とも世界的にデジタル化が進んでいます。パソコン・携帯電話・PDA(Personal Date Assistant)などの携帯端末、またインターネットやブロードバンドなど、デジタル技術を駆使した機器や通信サービスが私たちの日常の生活に急速に浸透しています。
その一方で懸念されているのがデジタル化によって生じる情報格差(デジタルデバイド)です。
パソコン中心のデジタル化では、一部の人たちが必要な情報を手にいれられなくなる恐れがあります。
しかし、全世界に普及している最も身近なメディアである地上放送をデジタル化することにより、デジタルテレビを使って、子供からお年寄りまでの誰もが、簡単な操作で多様な情報を入手し、活用することができるようになります。
家庭におけるITの進展により、放送と通信を意識することなく”シームレス”に誰でも、いつでも、そんな番組や情報にも簡単にアクセスできるようになります。その時、家庭の中心となるのがデジタルハイビジョンテレビです。テレビは誰もが使える総合情報端末、いわゆる家庭内の”ゲートウェイ”となります。その第一歩が地上デジタル放送です。

周波数の有効利用
電波は放送・通信の分野を問わず、さまざまに利用されていますが、携帯電話が8千万台近く普及するなど、移動体通信分野を中心に電波事情がひっ迫しています。さらに、無線系のインターネットなどの新しいサービスが次々と実用化され始めており、これらの新たな電波の需要に追いつかない状況になっています。
現在、地上テレビ放送はVHF12チャンネルとUFH50チャンネルの計62チャンネルの電波を使って行われています。
地上テレビ放送がアナログ放送からデジタル放送へ完全移行し、アナログ放送が終了した段階では、3分の2の約40チャンネルの電波でテレビ放送を行い、残りの約3分の1のチャンネルを空けることが決まっています。
アナログ放送の終了後には、この空いたチャンネルを、テレビ以外の放送や通信サービスなどに有効に利用できるようになります。

出所:知っておきたい地上デジタル放送(NHK出版)





























